公務員試験対策のブログ

公務員を目指す全ての人に役立つ情報を発信します!

数的処理の勉強方法について

こんにちは

 

数的処理は数的推理、判断推理、空間把握、資料解釈のことをさします。

数的処理は教養試験で最重要科目だと思います。国家一般職では16/40問、地方上級(地方によって異なる)では、16/50問も占めます。なので、どれだけ数的処理で点数を稼げるかが重要になってきます。

 

今回は私自身が勉強して行く中で効果のあった数的処理の勉強方法について書きたいと思います。

数的処理が解けるようになるには

数的処理の勉強を一度もしたことがない人が模試などの数的処理を解いてみると、ほとんど解けないと思います。何故ならば、解法がわからないからです。例えば、小学生に微分積分の問題を出しても解けないのと同じことです。

数的処理は、数列などを除けば、中学卒業レベルまでの計算力で問題が解けると思います。数的処理の問題が解けない人は、解法パターンを覚えていないだけのことです。なので、まずは解法暗記に集中して勉強してください。

 

目指す目標は

実際のところ試験本番で6割程度取れれば十分に合格圏内を狙えると思います。勉強量次第で8割程度まで伸ばすことができますがここから先はかなりムズイと思います。何故ならば毎年1〜2問は解法パターンで解けない問題であったり、難しい問題が含まれている可能性が高いからです。ですので、満点を目指す勉強ではなく、まずは6〜7割程度まで取れることを目標にしてください。仮に8割程度取れるようになったら他の科目に比重を置いて勉強した方が全体の点数を上げられます。おそらく8割から満点を目指す勉強は、ゼロから6割まで点数を伸ばすのよりも時間がかかります。公務員試験の基本は満点を目指すのではなく、6〜7割の合格点を目指す勉強をすることだと思います。

 

 

合格点を取るには

まずは、1冊を何度も繰り返して、解法パターンを身につけることです。解法パターンを暗記するだけでは、合格点には届かないと思います。そこで次に必要になってくるのが問題対応力です。この力は初見の問題を解いて行くことで徐々に身についてきます。おすすめなのが模試を受けることです。模試は、予想問題でもあり、出題される問題が全て初見の問題なのでかなりおすすめです。解けなかった問題は解法を覚え必ず解けるようにしてください。12月くらいから各予備校で始まり、およそ1ヶ月に1回のペースで実施されます。模試以外でも過去問集をこなすことで、問題対応力が身につけられます。勉強開始後3ヶ月間は1冊の参考書を何度も繰り返し、そのあとは参考書を復習しつつどんどん新しい問題を解いていくのがいいと思います。最初の一冊は試験本番まで復習することを守ってください。基本があって初めて問題対応力が発揮されるからです。基本を何度も繰り返すことが何よりも重要です。

 

 

 解法パターンの覚え方

STEP1 問題を解いてみようとする

初見でもたまには「考えたら解けそう」って思う問題もあると思います。特に判断推理の場合は考えたらできるかもしれないという問題が意外と多いです。ここで重要なのは、解けそうな時は10分くらいもがいてください。問題を読んで全く鉛筆が進まない場合はそのまま答えに移ってください。解こうともがくことで思考力や解法を吸収する力が格段に上がります。ですので、ちょっとでも解けそうだと思ったら10分ぐらいは考えて見てください。逆に10分以上もかかる場合は時間の無駄になるのですぐ解答に移ってください。

 

STEP2 解答の理解と暗記

解答を理解しようと意識しながら読み込んでください。なお理解できないことも多いと思います。そういう場合は何回も読んでください。何度も読んでわからないときは、ひとまずその問題から離れて、リラックスした後に見直すと意外と理解できたりします。ここでの暗記は解答を一字一句まで覚えるのではなく、解答の手順や解くのに必要な公式などの暗記です。

 

 

 STEP3 もう一度解き直す

解き方を覚えても再現できなければ意味がないので、もう一度問題を解き直します。理解することと解答を作れる事に差がある科目なので、絶対に書いて再現してください。この作業を完璧に解答が書いて再現できるまで何度も繰り返してください。

 

 

STEP4 復習

解法を覚えたらその日のうちに必ず復習してください。おすすめなのが寝る前です。その日のうちの復習は問題文を読んで、頭の中で解法手順を思い浮かべるだけで大丈夫です。ここでわからなかった問題は解答を音読して、翌日も再度復習してください。

 

 おすすめの参考書

 勝者の解き方敗者の落とし穴シリーズ

畑中敦子×津田秀樹の「数的推理」勝者の解き方 敗者の落とし穴 NEO

畑中敦子×津田秀樹の「数的推理」勝者の解き方 敗者の落とし穴 NEO

 

 

畑中敦子×津田秀樹の「判断推理」勝者の解き方 敗者の落とし穴 NEO

畑中敦子×津田秀樹の「判断推理」勝者の解き方 敗者の落とし穴 NEO

 

 この2冊は試験本番まで時間の余裕がある人や数的処理が苦手な人にオススメです。問題数が少ないのですが解説がかなり丁寧です。

 

 玉手箱シリーズ

数的推理がみるみるわかる! 解法の玉手箱 改訂第2版 (公務員試験)

数的推理がみるみるわかる! 解法の玉手箱 改訂第2版 (公務員試験)

 

 

判断推理がみるみるわかる! 解法の玉手箱 改訂第2版 (公務員試験)

判断推理がみるみるわかる! 解法の玉手箱 改訂第2版 (公務員試験)

 

 

ザ・ベストシリーズ(カンガルー本)

畑中敦子の数的推理ザ・ベスト プラス

畑中敦子の数的推理ザ・ベスト プラス

 

 

畑中敦子の判断推理ザ・ベスト プラス

畑中敦子の判断推理ザ・ベスト プラス

 

 

畑中敦子の資料解釈ザ・ベスト プラス

畑中敦子の資料解釈ザ・ベスト プラス

 

 

試験本番まで使える基本書が玉手箱シリーズとカンガルー本だと思います。自分に合う方を選んで、解法を完璧に覚えてください。

 

 

 過去問集

国家公務員・地方上級 過去問精選問題集 出たDATA問〈6〉一般知能 実践編 (オープンセサミシリーズ)

国家公務員・地方上級 過去問精選問題集 出たDATA問〈6〉一般知能 実践編 (オープンセサミシリーズ)

 

 出たDATA問の特徴は地方上級と国家一般職の過去問のみ掲載されていることです。他の過去問集と比べ、地方上級の問題数が多いので、地方上級を受験される方にオススメです。デメリットは解説が非常にあっさりしていて理解しにくいことなのですが、基本書を繰り返しやっていれば、解説を理解できるようになると思います。

 

 

公務員試験 過去問 新クイックマスター 判断推理・図形 第6版
 

 クイックマスターの特徴は使いやすさと解説の丁寧さです。クイックマスターは左側のページに問題、右側のページに解説が書いてあるので復習がとてもしやすいです。上で紹介した基本書よりは解説が丁寧ではないのですが、過去問集の中では一番解説が丁寧です。また、公式などがまとまっているレジュメのページもあるのでオススメです。