栽培学汎論のまとめ(3)
・作付け様式
- 連作について
連作:同じ圃場で同じ農作物を栽培すること。
連作障害:連作を繰り返すと、病原菌や線虫などが多くなったり、特定の土壌養
分が不足したりして、生育に支障をきたすこと。
(対策)耐病中性の品種や耐病中性台木の使用、輪作をする。
連作障害が少ない作物:イネ、ムギ類、トウモロコシ、サツマイモ
輪作:同一の耕地に異なる作物を年ごとに一定の順序で循環的に作付けすること。
田畑輪換:水田状態と畑状態を数年ごとに繰り返すこと。
水田⇨畑:畑雑草の発生が少ない
有機物が微生物によって分解され、養分として供給される。
畑⇨水田:水田雑草の発生が少ない。
土壌侵食や養分流亡が少なくなる。
灌漑水による養分供給、ラン藻による空中窒素の固定
鉄やリン酸が可給状態になる。
混作:同じ圃場に2種類以上の作物を同時に栽培すること。イネ科とマメ科の混作
などがある。
間作:ある作物の生育中に、その条間に他の作物を栽培すること。作物間の主従関
係がある。