公務員試験対策のブログ

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論文試験が苦手な自分がなんとか7割とった勉強法

今回は、論文試験対策について書こうと思います。

 

私自身、文章力が全くなく、現役時代は恥ずかしながら3割しか得点することができませんでした。しかし、浪人してちゃんと対策をした結果、なんとか7割取ることができました。

 

私が、どのように勉強をして論文試験を乗り越えたのか、具体的に書こうと思います。

 

自治体の出題傾向を分析する

論文のテーマは大きく分けると

少子高齢化社会

・雇用、労働、社会保障

・環境問題

・危機管理

地域活性化

・行政のあり方

・自己作文(受験者自身のこれまでの経験やこれから行政職員としてどうありたいか

 

になります。

 

大抵の自治体は毎年同じ分野だったりする場合が意外と多いので傾向分析をしておけば学習の優先順位を決めることができます。

 

県のHPや参考書で過去5年間ぐらいは確認しておきましょう。

 

参考書の模範解答を覚える

模範解答を暗記する一番の目的は、論文の展開の仕方や型を身につけるためです。これが身につくと読みやすく、スラスラ論文が書けるようになります。論文を書いている途中で鉛筆が止まるといった現象は少なくなると思います。

そこで、効率的かつ確実に文章を覚える方法をご紹介します。

過去問分析をした結果、出題が予想される問題の模範解答を準備します。模試や参考書の模範解答で大丈夫なので5個程度準備してください。

 

そうしたら、それらを1つずつ音読して覚えます。音読したものをスマホなどで録音しておくことをお勧めします。何故ならば、スキマ時間に何度も繰り返し聞けるからです。できれば、次の展開を予測しながら聞いてみてください。先読みしながら聞き直すことで、非常に能動的な反復ができ、記憶の定着率が飛躍的に高まります。

 

最後に覚えた模範解答の問題を見て答案を書いて見てください。 ある程度再現できるようになっていれば大丈夫です。

 

とても根気のいる勉強ですが、5個も覚えれば、論文の型や書き方はかなり身につきます。

 

設計図を作る

論文を書き始める前に設計図を作ることが重要です。

 

論文の流れは

現状→背景→問題点→対応策→まとめ

にするとわかりやすい文章になると思います。

 

問題が「少子化社会における行政の役割について」だとします。

 

箇条書きで簡潔に設計図を書きます。

例を挙げると

 

現状

日本の合計特殊出生率は1.46

人口維持水準の2.08をした回っている

 

背景

 なぜ、少子化が進行しているのか?

①女性の社会進出に伴う晩婚化・非婚化

②仕事と育児の両立環境が不十分だから

 

問題点

 少子化がこのまま進行すると・・・

①生産年齢人口減少に伴う経済活力の低下

社会保障制度の持続が困難に

 

対応策

①仕事と子育ての両立ができる雇用環境の整備
②育児経験のある高齢者の活用

 

まとめ

官民が一体となって少子化社会の改善に取り組む

 

大雑把に書くとこんな感じです。

合図と同時にいきなり答案を書くより、上記のような設計図を書いてから答案を作成した方が圧倒的に効率的です。

 

普段の勉強で設計図のストックをたくさん作っておくことをお勧めします。ストックがたくさんあると本番でどんなテーマが出ても書けるようになります。

 

参考書紹介

私が使っていて特によかった参考書を紹介します。

公務員 論文試験の秘伝 2019年度採用 (公務員試験)

公務員 論文試験の秘伝 2019年度採用 (公務員試験)

 
公務員試験 現職採点官が教える!合格論文術 2019年度

公務員試験 現職採点官が教える!合格論文術 2019年度

 

 この2冊を使えば論文の書き方、ルールを網羅することができます。また、どちらの参考書も模範解答の暗記に向いていると思います。

 

 

 こちらの参考書は模範解答の暗記にはあまりお勧めではないのですが、テーマに対する知識をたくさん身につけることができるのでお勧めです。

 

最後に

採点者は何百何千もの答案を採点するわけですから、論文試験はいかに読みやすく、わかりやすい文章を書くかが勝負だと思います。なので、普段の読書や新聞で文章展開の方法や表現の仕方をたくさんストックしてください。それが論文にいかせれば、もっといい論文になると思います。

 

また、自分の受ける自治体の地方紙や広報誌は読んでおくことをお勧めします。自治体での少子化の現状や取り組みなどを知ることができ、論文のネタになります。出そうだなと思ったテーマに関する記事は是非スクラップしてください。必ず役に立ちます。

 

インフルエンザに気をつけて勉強頑張ってください。

では