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栽培学汎論まとめ(4)

栽培技術

 

  • マルチング
    地面をわらやビニールなどで覆うこと。地面からの水の蒸発や土壌侵食を防ぐ効果がある。
  1. 有機マルチ
    わら、乾草を用いる。地温を適当に保つ効果やスイカやメロン栽培において鶴の固定に役立つ。

  2. プラスチックマルチ
    塩化ビニルやポリエチレンフィルムを用いる。

    透明フィルム:地温上昇効果
    黒フィルム:雑草防除の効果、地温抑制利用
    紫外線除去フィルム:灰色かび病などの抑制に利用
    銀色フィルム:日光を跳ね返し、アブラムシの回避に利用

  • 中耕
    畝間を耕す作業。除草、土壌の物理性の改善、土壌の水分保持力向上(土壌が固まった状態だと毛細管現象によって水分蒸発を起こしやすいが中耕することによって土壌が柔らかくなり改善される。)

  • 要水量:乾物1gを生産するのに必要な蒸散量。C4作物(トウモロコシ・キビ)では、200〜400g。C3作物(イネ・ムギ・マメ)では300〜1000g

  • 用水量:作物の栽培期間中に、その畑へ灌漑する水量。要水量と意味が違う!!

  • 収穫
    未成熟で収穫:トマト、モモ、ブドウ
    一定の大きさになったものから収穫:ホウレンソウ、キュウリ、ナス
    成熟してから収穫:マメ類、イモ類、キャベツ、スイカ


  • 貯蔵方法
  1. 常温保存:カンキツ類、リンゴ

  2. CA貯蔵:貯蔵庫内の空気中の酸素を減らして二酸化炭素を増やし,かつ温度を低くする貯蔵法で,呼吸作用を抑制して青果物に含まれる糖や酸の消耗を防止するので,普通の冷蔵に比べて鮮度の保持期間が大幅に延長される。リンゴ、ナシ,西洋ナシ,カキなどに利用

  3. MA包装:包装資材に目に見えない穴を開けて、密閉した袋内の空気組成を調整し呼吸を抑えて、鮮度を保つ。ホウレンソウや最近ではカット野菜などで使用。

  4. その他:タマネギはに影に吊るして保存。

    キュアリング:収穫時などに傷ついたイモ類を、高温多湿条件下において傷口にコルク層を形成させ、腐敗を防ぐ方法。