栽培学汎論のまとめ(1)
こんにちは
栽培学汎論のまとめ第一弾を載せます!
- 日長反応
長日植物:日長が長くなると開花促進される植物
(ex)麦類、テンサイ、ダイコン、ホウレンソウ
短日植物: 日長が短くなると開花促進される植物
(ex)イネ、ダイズ、タバコ
中性植物:花芽分化や開花が日長の影響を受けない植物
(ex)ナス、トマト
- 花芽分化
種子春化型植物:発芽直後の種子段階で低温感応により花芽分化をする。
(ex)ダイコン、ハクサイ、エンドウ
緑植物体感応型:植物体がある程度大きくなってから低温感応により花芽分化をする。
(ex)キャベツ、セルリー、ニンジン、タマネギ
・冷害
遅延型冷害:栄養成長期に低音に遭遇することで生長速度が低下し、出穂が遅れてしまう。その結果、登熟期に秋冷にかかって登熟不良を起こす。
(対策)早期栽培、早生品種の利用
障害型冷害:穂ばらみ期〜開花期(出穂10〜15日前)の花粉母細胞の減数分裂期に気温が17度以下の低温に遭遇すると花粉の生育が阻害され、花粉形成や受粉ができなくなる。その結果、不稔が生じる。
(対策)深水灌漑で幼穂を保温する。
混合型冷害:遅延型冷害と障害型冷害が同時に発生した冷害。被害が甚大である。平成の米騒動は東北地方で発生した、混合型冷害が原因であるとされる。
今後も不定期でまとめたものを載せていこうと思います。
それでは